【彷徨ぇる選曲会議】

山泰:じゃあ次へ行きましょう。「さまよえるエストニア人」 クライネスで岩本先生に初めてステージで振っていただくことになった曲だね
辻:岩本先生が結構長期的に来てくださった。あれは良かったね
澤田:選曲の時、最初に出た時は「ありえない」という感じだったよね
辻:東混の参考音源を聴いて、最後の和音でもう無理だなっていうようなことがみんな頭の中にあったよね
澤田:もう嘲笑してたよね(笑)
辻:で、「コメントはありますか?」って時に、凄い悲観的なコメントばっかりした気がする
澤田:新井も無理そうだったんだよね。「僕は振れないでしょう」って。新井がまず三善晃があんまし好きじゃないみたいだし
辻:八王子東は木下牧子が好きだからね(笑)まぁ、選曲の時から大変だな〜って感じはあったね
山泰:実際大変だったよ。やってて
辻:みんなで音取りしたよね
原田:スタッフ合わせとかね
脇:私、ようちゃんと音取りパー練した
野上:なんかソプIは練習を受ける側に誰もいないの、スタッフが(笑)で、練習をやる側もパトリじゃなくて私で。私「お願いします」って前で言ってた(笑)
原田:あれはほんとにスタッフ全員でがんばった
山泰:スタッフは何をすれば技系は助かるか」って聞いたら「とにかく上手く歌ってくれ」って言われた記憶がある(笑)
辻:一生懸命歌うってのがやっぱり一番助かるよ
澤田:「無理だよ」って雰囲気にとにかくならないように
辻:「できるぜ」みたいな方向に持っていけるのが一番いいね
山泰:難しかったけど、無理だとは一度も思わなかったな
辻:曲がよかったから楽しかったよね。曲にも助けられた
原田:後は岩本先生の指揮がやっぱりよかった
辻:新井の下振りも凄くよかったぜ。合宿とかさ
山泰:他の先輩に言われた事があるんだけど、あの年は近年のコンクール曲では、コンクール前に「結構いける」と思った唯一の年だったって。やっぱり岩本先生の力はすごかったってことかな?
辻:でも、やっぱり01がちゃんとやってくれたってのがあったんじゃないかな
山泰:スタッフの人数がパートに対して沢山いないから、やっぱり「一人一人でやらなきゃ」ってので凄い意識が高かったよね
辻:夏合宿あたりの練習とかホント良かった
山泰:そうそう、スタッフ一杯頑張ってくれた

【独り身を止めました】

原田:その年に岩本先生のご結婚が決まって、ものすごくのろけてて(一同笑) 原っぱでドライブしろって話の時に嬉しそうに赤ちゃんをあやす仕草をしてた(笑)
崎原:新井君演出練とかあったよね
辻:新井は「蒲っ田ー 蒲っ田ー」とか言ってたけどね(一同爆笑) …鎌田の話はうちらの年表を参照してくれればわかると思うので(笑)
山泰:誰に解説してんだお前は(一同笑)

【イルカたちに捧ぐ】

辻:エストニアといえば、岩本先生が曲の背景を解説してくれたことがあって。収容所、とか祖父の代の蜂蜜業者、とか。凄い歌詞の内容に踏み込んで考えられたよね。技系で詩を見ても全然わかんなかったんだよ。「行ってるサ」とか。あっそう、みたいな(一同笑) なんか世間話みたいな詩でさ。彼らは海のなかで即興演奏をするなんて…生き物不思議紀行みたいな(笑) イルカの超音波についてかたってんのかな、みたいな。…イルカ?鯨だ(笑) 白石かずこさんの詩が意図してるところがよくわからなくて。そんな深い背景があったなんて……知らなかった〜(一同爆笑) あの時のEns.と前後して音がどんどん良くなっていったと思う
山泰:思い入れが強くなったんだろうね。今どういうことを歌ってるのか意識するようになって、歌い方が変わったんじゃないかな
辻:ただ航海に行って風が止んできたから帆をたたんでた、というのから大分イメージが変わってきた。というのをずっとピアノの前にいて感じてた。みんなの変わってく音を指揮者以上に聴いてたよ

【引き継いで欲しい事】

原田:この年の夏合宿はどんなだっただろう
辻:よく覚えてるのは、新井が一階のホールで1コロと2コロを向かい合わせた練習。で、俺はひたすら「打倒憲吾」と1コロの人に言ってた。彼はよく見えるから彼を見るんだって
山泰:うん、あっちに負けるなって感情はあったな
辻:あれは凄いよかったよね。高めあってた。岩本先生の遺言でとにかく音を鳴らす練習をやってた。夏合宿は1コロと2コロで戦ってた印象があるね
山泰:鳴らす練習を集中してやったのってそこだよね。とにかくクライネスの課題だったんだよね。昔から、人数分の声が出ないって。で、岩本先生が「今年はしっかり人数分鳴らす」って張り切ってた
辻:あの年は山部先生の「私は10本の指でクライネスを支えているのよ」っていう発言もあったね(一同笑) 初めてピアノを全開にして全国大会で弾いたって言ってた
山泰:それでも声がピアノに負けなかったと言ってもらえた
辻:あれはいい成果だったね

【乾杯150人組み手】

辻:で…打ち上げにビールしかない、と(一同笑)
山泰:ま、あれはでも凄くもりあがったよね。先生がまでコールされるっていう(笑)
崎原:あれは先生もやりたかったって。でポチさんがお膳立てして、で「はいはいはい」みたいな(笑)
野上:この前先生と帰りが一緒だった時その話をしてたよ(笑)「あれもよかったわよねえ」って
山泰:ああいう所だからこそああいう盛り上がり方ができた。最近は店入ってもああやって全員が顔つき合わせて盛り上がるのってあんまりないじゃん。あの時は出演者が全員あそこに集まってみんなで盛り上がった。あれは俺は嬉しかった
辻:いい全国大会だったね

【ピカチュウげn(ry】

山泰:次は「黄色い鳥がいる風景」。クレーの5曲の中で何でこの曲なんですかね?
辻:まぁ2番か5番が歌いたいという感じで。あと3番もちょこちょこ歌いたいという意見あった。でも、まぁやっぱり終曲だからしっかり終われるしね。クレーは、組曲だけど次につながるように歌えるから

野上:クレーって口ずさめるね
辻:クレーはすごく歌いたくなるよね、4番とかいうとすぐハイハットが頭の中に浮かんでくるでしょ。クレーのおかげで01が残れたっていうのももしかしたらあるのかもしれない。「朽葉」をやって、「クレー」やって次が「Agnus Dei」「Offertorium」って感じで音取りが続いて。この辺で大分苦しさを感じ始めてたと思うんだ。クレーの存在は結構大きかったんじゃないのかね
山泰:うん、クレーは楽しかった。歌ってる内容がわかりやすかったってのもあるかもしれない
原田:ギターと合わせるのが結構新鮮だった
辻:広瀬さんは1年生の時いなかったから初めて歌うわけだけど、この曲どう?
広瀬:結構歌い易いし、ノリのいい曲だから、とっつきやすいしよかったよ
辻:…だから今回初めて聴く人も結構気に入ってくれるんじゃないかな(一同爆笑)
山泰:そうつながるわけか(笑)
辻:この曲でうちらも明るく楽しく締めくくれたらいいですね

原田:個人的にはあの年の1ステ曲を歌いたかった。ガッキーさんの指揮も見たかったなあって
山泰:「Il Gondolieli」も「La passengiata」も若月が…
澤田:ボギャー(一同笑)最後の方なんか大島さん、パー練で「ボギャー」って言ってたもん(笑)逆に浸透されちゃった、みたいな。ボガーですよね(笑)
原田:カーチャン カーチャン
辻:あれは「カーチャン」と歌った方が正しいんだよね、実際は(笑)
原田:岩本先生がカーチャンっていってた気がする

【神の小羊】

原田:そういえばあの年は最近唯一アンコールがあったね
辻:疲れるよね、今考えればね
原田:歌野さん倒れたね(一同笑)
辻:歌野さんがAgnus Deiになってしまったっていう(笑) あれは大谷先生がいいだしたんだっけ
原田:うん。新しい曲だから聞かせようっていって
辻:…アンコールをやりたいっていう気持ちもわかるから、うちらもアンコールができれば、ね(一同爆笑)
山泰:そういうつながりなんだ(笑)

【Life defend】

山泰:じゃあ最後「守る」で
原田:これはスタッフの時の最初の曲。追いコン曲だったけど、いきなり新井には重かった気がする
澤田:追いコン曲にしては難しいね
山泰:これ、よく通ったね
辻:…ごめんね(笑) 俺ダメだわ。あの時は俺が選曲に出したものは全部通って、全部大変だったっていうね(笑) 風寄せとかもそうなんだけど
山泰:…じゃああの時期の曲が大変なのは全部辻のせいか(一同笑)
辻:いい曲なんだけど…みたいな
山泰:でも曲自体は難しいけど、歌われてること自体はわかりやすくて、入り込み易いよね
辻:曲のバックグラウンドは知らなくても、場面はわかる。でも逆にそれによって難しくなってしまったってとこはあるよね。歌いづらかった感じはあったかも
斉藤:…鴎
山泰:鴎?
斉藤:カモメの話だよ。「子猫物語」の中で小泉今日子だったかがナレーションをやってたのが「守る」で。その中で、そういうお話があるの。お母さんが卵を守るっていう話
山泰:そうなんだ〜 …どうしよう、原田さん!
原田:どうしよう
一同:え?
山泰:いや、こないだスライドでつかう写真集めてたんだけどさ。猫の写真であつめちゃったよ
崎原:じゃあ…猫の上でかもめがとんでる、みたいな(笑)
山泰:ふ、不自然!(笑)
辻:目だけ鴎にかえるとか(笑)
山泰:目だけかよ!(笑)
原田:向きが違うのね(笑)上向き
辻:横溝の目みたいな(笑)
斉藤崎原エロ目エロ目(爆笑)
辻:まぁ、うちらスタッフのスタートの曲で終われるって、なんかいいんじゃないかな?

【最後に】

山泰:よし、じゃあ、締めようか
辻:今回うちらが歌うのは、歌ってて楽しい、歌ってきてよかった、というのが多いじゃない。まあ追いコンだから当然なんだけど。特にそういう曲を選んで歌ってると思うんだよね。活動としてよかったとかさ。歌が楽しい、という曲を沢山集めて、それをお届けする形になると思うんだけど、それを聴いて、もっと沢山いい歌を歌おう、という風に思って、来年の活動につなげていってくれればいいかな、と思ってます。これからも沢山いい歌が歌われることを卒団生一同期待しています
山泰:以上辻先生でした(一同爆笑)

収録:2005/1/30
編集:山本泰右

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